見事なまでに、他人からの評価ばかりを氣にして、いつのまにか自分らしさを見失っていた頃の私。

もっと、自分の氣持ちに正直に生きていきたい!
そう強く思ったときに出会ったのが、「自分軸」「他人軸」という考え方でした。
今日は、この2つの違いについてお伝えしたいと思います。
皆さんは今、自分の人生を生きられていますか。
もしかすると、誰かのための人生になっていませんか。
せっかく授かったこの命。
どうせなら、自分らしい花を咲かせたいですよね。
そのために大切なのが、人生の軸です。


自分の想いをブレずに持ち、納得できる生き方をしていくためには、まず自分軸と他人軸の違いを知ることが大きな一歩になると思うんです。
自分軸と他人軸とは?
簡単に言うと・・・
自分軸とは
自分はどうしたい?どう在りたい?と、自分の氣持ちを基準に行動する
他人軸とは
周りはどう思う?どうすべき?と、他人の基準で判断し行動する
どちらが良いとか悪いとかはありません。



ただ、自分にとってどちらがラクに生きられるかな?と自問自答してみるのもいいんじゃないかと思います。
6つの視点からみた自分軸と他人軸、ぜひ自分を客観視してみてくださいね。
使う言葉の違い
自分軸 「〜したい」「〜したくない」と、自分の氣持ちを素直に表現する。人の目を氣にせず、自分の心に従って行動します。
他人軸 「〜すべき」「〜してはいけない」という言葉をよく使います。人からどう見られているのか、どう思われているかが基準となり行動します。
選択の基準
自分軸 どちらが楽しいかで選びます。心のワクワクやときめきを大切にして、自分が笑顔になれる選択をします。
他人軸 どちらが正しいかで選びます。多くの人が正しいと思っていること、社会の常識をもとに選択します。
根本的な生き方
自分軸 自分はどうしたいかを優先して自分の行動を決定する生き方。たとえ誰かに反対されても、自分が納得しているかがいちばん大事。だからこそ、選んだ道に責任と喜びを持てるのが特徴です。
他人軸 まわりはどう思うかを優先して自分の行動を決定する生き方。人の目や評価を氣にして、自分の氣持ちを後回しにしがちです。一見いい人に見られやすいけれど、自分を抑えることが増えて、知らないうちに心が疲れてしまうことも。
答えの見つけ方
自分軸 自分の内側に問いかけて答えを出します。自分で決め、自分で進んでいく。まさに自立した状態です。
他人軸 他人の意見や判断を頼りにします。言い換えれば依存した状態。誰かの発言など、自分の外側にあることから答えを見つけ出します。
仕事の意味
自分軸 まずは自分を満たすために働き、やがて他者貢献へとつなげていきます。仕事を楽しみながら、誰かの喜びも大切にします。
他人軸 誰かの期待に応えるために働き、自己犠牲に苦しみます。評価されることを優先するため、ガマンが増えてしまいます。
人からどう思われるか
自分軸 人は人、自分は自分という感覚。人からどう思われるかより、自分がどうしたいかを大切にします。
他人軸 常に人にどう思われているのかが氣になり、嫌われることを過剰に恐れてしまいます。


かつての私は、思いっきり他人軸中心で生きていましたが、それはそれで学び多き時間だったと思います。
自分軸と聞くと、わがままなんじゃない?自己中心的?とネガティブなイメージを持つ方もいるかもしれません。
でも、実はそれはちょっとした誤解なんです。
本当の自分軸とは、自分の心の声に耳を傾け、自分自身の価値観や想いを大切にするということ。
それは決して、誰かをないがしろにしたり、自分の都合ばかりを押し通すことではありません。
むしろ、自分を理解し、自分を大切にできるからこそ、他人のことも思いやれる余裕が生まれてくる。
私はそう感じています。


そして私は、この自分軸の考え方に出会ったことで、ようやく本当の自分と繋がることができました。
誰かの期待に応えるためにがんばり続けていた頃、私はいつも「正解探し」ばかりしていた氣がします。
でも、自分の氣持ちに正直になることを怖がらずに、少しずつ心の声を聞いてあげるようになってから、毎日が少しずつ軽やかになっていったんです。
「この選択は、私の本音?」そう問いかけながら生きることで、不思議とブレなくなり、選ぶ道にも自信が持てるようになりました。
私にとって、自分軸を持つことは、自分らしく人生を歩むための大切な土台。
誰かの人生ではなく、わたしの人生を生きるために。
大切なのは、自分にとって心地よい軸はどっちなのかに氣づくこと。
自分にウソをつかず、正直に生きること。
それこそが、本来の自分を大切にしながらもっとラクに、シンプルに生きるコツだと思うのです。

