明日は参議院選挙。

正直なところ今まで私は、政治について深く考えたことがなかったかもしれない。
なんとなく難しそう、よく分からない、誰に入れても変わらないんじゃないか・・・そんな氣持ちがどこかにあって、ちゃんと向き合おうとしてこなかった自分がいた。
でも今回の選挙。
少しずつ、自分で調べてみた。
すると知らないことが山ほどあった。
社会人になったとき、政治の話をするのはタブーだと教えられた。
それは、対立が生まれやすいから。
私たちが暮らす国のことなのに、語ることがよくないものにされてるって、本当は違和感しかない。
私たちは、生きているだけで「選択」を迫られる場面がたくさんあります。
けれど、何も知らずに選ぶのと、知ろうとして選ぶのとでは、そこに宿る意志がまるで違う。
「タブー」っていう空氣が、学ぶことさえ遠ざけてきたのかもしれない。
意見が違うからこそ、対話する意味がある。
想いが違うからこそ、お互いを理解するチャンスがある。
でもそれを、ぶつけることで終わらせてしまったら、未来をつくるどころか、今を壊してしまう。
だからこそ、大切なのは選ぶ前に、感じて、考えること。
そして、誰かの言葉に流されすぎないで「自分の内側の声」に耳を傾けること。
SNSでは、意見のぶつかり合い、アンチや悪口の応酬をたくさん目にします。
どうしてこんなに争うんだろうって、胸が苦しくなることもある。
でも、本当はそれだけ関心があるってこと。
この国をよくしたいという想いが、みんなの中にあるってことなんだと思うんです。
何が正しいかなんて、正直わからない。
でも、正解かどうかじゃなくて、私たちが今、自分の頭で考えて、心で感じて、関心を持つことこそが、すごく大切な一歩だと感じたんです。
未来を変えるって、誰かがやってくれることじゃない。
私たち一人ひとりの関心が、きっと世界を少しずつ動かしていく。
今までスルーしてた私が言うのもなんだけど、だからこそ今、素直な想いをちゃんと発信してみたくなりました。
誰かに押しつけたいわけじゃない。
ただ、私もそう思ってたって、心のどこかで共鳴してくれる誰かがいるかもしれないと思って。
いろんな意見や想いが重なり合ったことで意味を増す。
意見が違っても、立場が違っても、想いを重ね合える場所をつくっていくことが、本当の「政治(まつりごと)」のはじまりかもしれない。
