今日の禅語|放下着(ほうげじゃく)

今日は、放下着(ほうげじゃく)について書いていきます。

放下着とは、一切の執着を捨てなさいという意味の禅語です。

執着とは

一つのことに心をとらわれて、そこから離れられないこと。

執着しているのは、物質的なモノばかりじゃなく思考や過去の記憶のようなカタチのないモノもあります。

なんだか心がモヤモヤする、頭の中がザワザワして落ち着かない・・・。

頭の中でグルグルまわる悩みや心配、いつの間にか自分を縛りつけている価値観。

氣づかぬ間に私たちは、自分の心を苦しめる「荷物」を背負ってしまう。

それは、知らぬ間に刷り込まれたものだったり、自分で積み上げたものだったり・・・。

ところでその荷物は、本当に必要なモノなのか?

持っていなければならない・・・と、思い込んで、握りしめているモノじゃないのか。

握りしめているものを放してみる

kaco

私も、必死に握りしめていたことがたくさんありました。

手放せないという感情の裏には、恐れがあるんですよね。

でも、そんな握りしめているものをパッと手放すことで、本当に大切なことが見えはじめました。

こうすべきを、こうしたいに変えていく。

正しいではなく、自分が笑顔になれる楽しいと思えることを選ぶ。

人にどう思われるかより、自分がどうしたいのかという、自分の氣持ちに正直になってみる。

自分の中にある苦しさや違和感から、無意識にとらわれてしまっている執着に氣づくことがあります。

恐れによって手放せないでいる執着は、自分らしさを失ってしまっていることもあります。

今回の放下着という禅語は、人間に苦しみをもたらすものは、外的要因ではなく心の内側にある”執着”という煩悩、これを手放せば苦しみはなくなるというお釈迦さまの教えなんです。

私たちは、思い通りにならないことに苛立ったり、過去の出来事を引きずったり、未来への不安にとらわれたりします。

でも、その苦しみの根っこにあるのは、実は「手放せない心」なんです。

こうあるべき、こうでなければならない、といったこだわりを少しずつ手放していけば、驚くほど心が軽くなります。

執着を手放すことで、本当の自由を手に入れる。それこそが「放下着」の教えなのです。

私はそんなお釈迦さまの教え、禅の言葉がとても好きでいつも大切なことを教わります。

手放し上手は、シアワセ上手。

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