自分を苦しめている感情に氣づく
生きていく中で、いろんな人間関係があります。
自分にとって、すべてが心地よいものではなく、負の感情を伴うことも必ずあります。
人間関係で、怒り、悲しみ、苦しみの感情が湧き上がったとき、忘れよう、なかったことにしようと、心にフタをしてしまうことはありませんか?
フタをしてしまった感情は、自分の中にあるメモリースティックに、書き込まれていきます。
書き込まれた感情は、ふとしたとき湧き上がり自分の心を苦しめたり、自分の行動を制限してしまうことがあります。
もちろん私にもありました。心に押し込み続けた感情が。これが見事なまでに自分の行動を制限していました。
でも、目に見えない感情に氣づくって至難の業かもしれません。
私自身、自分を苦しめている感情が何なのかに中々氣づくことができず、何ならそんな感情はないとさえ思っていましたから。
そんな私を苦しめ続けていた感情とは、私が子供の頃に思い込んでしまった「母が怖い」という感情。
私にとって、この世で一番怖いのは、母だと思っていました。しかもこの感情は誰もが持っている感情だとつい最近まで思い込んでました。
実は人間関係の中でいちばん難しいのは、家族だといいます。
私の場合は母との関係性でしたが、近いからこそ難しい、きっと思い当たることありますよね。
母との関係性の話がこれ↓
人から見れば、なんでそんな思い込みしたの?その思い込みなら簡単に外せそうじゃない?ということかもしれないけど、幼少期に思い込んだものって意外と根深くて手放せないものなんです。
私の場合、母との関係性でしたが、誰もが人生には課題があって、その課題と真剣に向き合いクリアしない限り、同じような出来事がやってきて、悩んだり、苦しんだりするものなんだと思います。
私も何度も何度も同じような出来事がやってきて、その度に悩んで苦しんでいっぱい泣きましたね。
私の場合、この課題をクリアするのは困難でしたが、困難がゆえに自分と真剣に向き合い、そういうことか!と腑に落ちたときの感覚は、言葉には言い表せないものでしたね。
人生の課題は、もちろんみんな違っていて、そのことに「氣づいて→向き合って→クリアする」スピードも違うと思います。
もし、心にチクッと痛みを感じる感情があるのなら、その感情「なかったことにする」なんてできません。
過去に心に押し込めて置いてきぼりにしてしまっている感情はありませんか?
人から見ればほんの些細な事かもしれないけれど、今でもずっと心の中にある寂しかった、悲しかった、辛かった、そんな想い。
ふとした瞬間、よくわからないけど湧き上がり自分を苦しめている、そんな感情と向き合ってみるって大事なんです。
他の誰かにわかってほしいよりも、自分で自分の氣持ちをわかってあげることが最強なんです。
自分の感情と向き合えると、自分の本音も感じられるようになっていき、自分の氣持ちに嘘がなくなり、自己否定することもなくなります。
そして、自分の感情を感じられるようになると、自分以外の人の感情も理解できるようになります。
自分の中にある置いてきぼりにしてしまった感情に、悲しかったね、寂しかったね、辛かったね、もう大丈夫だよって、自分で迎えに行ってあげてほしいです。
自分が自分をわかってあげられることで感情にフタをしてしまうクセがなくなります。
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