誰もが持っている香りの記憶
天気のいい日は、できるだけ洗濯物を外に干したいって思うんです。
洗濯物を天日干しした時の、あのやさしいお日様の香りが好きなんです。
お日様の匂いや雨の匂い、そんなふと香る匂いから思い出にたどり着くことってないですか?
ああ、この匂い、子どもの頃を思い出す。草の匂い、プールの匂い、夏の終わりの匂い。
特に夏の匂いは、なぜだかちょっとセンチメンタルな気分になっちゃうんですよね。
匂いでよみがえる遠い昔の記憶。
匂いだけでその時の情景がうかぶのが不思議です。
HYさんの366日や、エイトさんの香水など、香りと恋愛の記憶がリンクする歌詞が多くの人の共感を集めるのもわかる氣がします。
そんな匂いと記憶が結びつくのは、私たちの脳の仕組みが関係しているようなんです。
五感の中でも嗅覚は、本能的な行動や感情、直感にダイレクトに届くのが特徴なんだとか。
香りは一瞬にして脳を活性化し、感情をリセットするのに有効な手段みたいなんです。
そんな香りが脳や氣持ちに直接働きかけてくれるものなら、自分にとってなんか心地いい、なんか好き、なんかホッとする・・・
そんな感覚を大切にアロマや香水、お香など自分の好きな香りを暮らしの中に積極的に取り入れてみるって大事なんじゃないかと思うんです。
さて、大好きなお香を炊いて心地いい氣分になったところで、今日はこんなお話を。
自分の人生で起きる出来事
・なんでこんなことが起きたんだろう?
・この経験に意味はあるんだろうか?
・こんな出来事、なかったらよかったのに・・・
そんな自分の人生に起きる様々な出来事。
ところが後々
・あの出来事がなければ、今のこの展開はなかったかもしれない。
・あのことがあったおかげで今の私がある。
・あの経験は、私にとってなくてはならない経験だったのかもしれない
大きな出来事から何氣ない出来事まで、人生で起きる出来事には、先の展開のカギを握っている場合ってあるんです。
何かをしている時、それまでの人生でやってきたことがふと役に立つ瞬間がある。
その瞬間、これまでの人生の一つひとつの経験がつながって辻褄が合うような不思議な感覚。
人生にはなんだか遠回りしたように感じることもあったりするけど、遠回りしなければ見れなかった景色もたくさんある。
そのときはマイナスだったことが、プラスに転じることだってある。
あの時、あんなに悩んで、落ち込んで、涙した出来事だったけど、今ではあの出来事があったおかげで今の私があるんだと不思議と感謝に変わっていることもある。
一見、嫌な出来事、無駄のように感じていたことも、人生のどこかで伏線を回収される瞬間がやってくる。
最近、ふと思ったことがあったんです。
もし過去に戻ることができたら、あのときあの瞬間の選択を変えたいと思うようなことあるのかな?って
確かに、違う選択をしていたら、私の人生は変わっていたのかもしれない。でも、今まで私がしてきた数え切れないほどの選択によって今の私がある。ときに何かのせい誰かのせいにしたこともあったけど、やっぱり、この人生でよかった。すべては尊い経験なんだ。
人生は壮大な伏線回収。
今まで色んなことがあったけど、すべてはつながっていてすべて尊い。
そう思える自分になれたことがなんだか嬉しく思えました。
人生において行動のすべてが伏線なのかもしれないですね。
小説やドラマの世界ではなく、自分の人生の伏線に氣づくと人生はおもしろくなる。
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