心で響く日本語のチカラ

私は、日本語が大好きです♡
この美しい言葉を日常的に使える日本人に生まれたことが、何よりもありがたくて誇らしい。

日本語が教えてくれる、心豊かな世界

日本語には、温かさやぬくもり、そして繊細な美しさが宿っています。

筆文字を書くようになってから、その一つひとつの言葉の奥にある音や氣配に、より敏感になりました。

たとえば・・・
「あいうえお」の母音の響きには、まるで大地のエネルギーが流れ込んでくるような力強さがあります。

そして、ゆらゆら、さらさら、ごろごろ、ひらひら・・・こうした擬音語・擬態語(オノマトペ)には、音を聞くだけで情景が目の前に浮かぶ、不思議なチカラがあります。

これは、私たち日本語を話す人だけが持っている、まるで特殊能力のようなもの。

感覚に音があり、音の数だけ世界が彩られていく。

だからこそ、私たちが何氣なく過ごしている日常には、アートが満ちているのです。

たとえば・・・
虫の音を心地よく感じられるのは、日本人特有の感性だといわれます。

海外では雑音として扱われるその音に、私たちは風景や季節の移ろいを感じ取ることができる。

それは、日本語が母音中心の言語であることにも関係しているのかもしれません。

私たちは自然の音を言葉として受け取り、そして音として共鳴し、自然と共に生きている。

だから、言葉にしたことは現実になる。

喜び、不安、願い、祈り・・・その思いが音に乗って届く。

多くの日本人が不安や恐れを抱き言葉にしたら、その通りの現実がやってくる。

明るい未来、シアワセな未来を言葉にしたら・・・すべては集合意識となり現実になる。

まさに、私がいちばん伝えたいことだまの世界です。

そんな尊い言葉たちが、時代とともに薄れていかないように私は、言霊、音霊をこれからも大切に守り続けたいと思っています。

無理に世界に合わせようと、英語ばかりに目を向けなくてもいい。

私たちがふだん使っている日本語の美しさに目を向けるだけで、もっと豊かに、もっと深く生きられる。

身の回りの音や、日々感じる小さな感動を丁寧に味わうことで、私たちの暮らしは調和とバランスに包まれていきます。

日本語は、その氣づきへと導いてくれる、あたたかな灯のような存在です

そんな温かく、そして美しい日本語はときに人を励まし、癒やし、勇氣づけてくれるチカラを持っています。

「大丈夫だよ」  「あなたのままでいいよ」

そんなたった一言が、誰かの心にそっと寄り添い、涙をそっと拭ってくれることもあります。

けれど、その逆もまたしかり。

同じ日本語でも、使い方ひとつで、誰かの心を鋭くえぐる凶器にもなってしまうのです。

何氣なく放った言葉が、相手の胸に深い傷を残すこともある。

軽く言ったつもりが、重くのしかかることもある。

だからこそ、言葉は心を映す鏡なのだと思います。

どんな心で発するか。どんな思いを込めるか。

それによって、同じ言葉でも響き方はまるで違ってくる。

だから私は、言葉を大切にしたい。

書くときも、話すときも、届けるときも。

誰かの心にあたたかな光が灯るように、やさしく丁寧に扱っていきたい。

私たちは日本語を通して、目に見えないものさえも感じ取り、伝え合うことができる

そう考えると、日本語はやっぱりただのコミュニケーションツールじゃない。

人と人をつなぎ、心を育む、命あるものだと思うのです。

だから私は願います。

すべての日本人が、日本語の素晴らしさに氣づき、その美しさとチカラに、誇りをもって日々の言葉を使ってほしいのです。

今の時代、インターネットでは心ない言葉が飛び交い、顔の見えない相手に対して、簡単に傷つけるような言葉が使われてしまうこともあります。

でも本当は、日本語には、人と人をつなぎ、分かち合い、寄り添い合えるチカラがある。

私たちが一人ひとり、やさしい言葉、思いやりある言葉を使うことを心がければ、争いはきっと減っていく。

人を追い詰める言葉ではなく、励ます言葉があふれれば、社会全体がもっと温かく、心地よい空間に変わっていく。

そうなれば、いま不安をあおられている“2025年問題”だって、恐れることなく乗り越えていける。

だって、私たちには「言葉」というチカラがあるから

大切なのは、どんな未来がくるかじゃない。

その未来に、どんな言葉を選び、どんな心で向き合っていくか。

私たちの未来は、私たちが使う言葉次第で変えられる

私はそう信じています!

たくさんの人に伝わりますように・・・。

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