氣がつけば私は、自分の考えではなく、誰かの期待に応えるために生きていました。
〜しなければならない、〜すべき、〜でなければいけない・・・それは、繰り返される思考の中で無意識のうちにできあがった私のカタチでした。
でも本当の私は、もっと自由に、のびのびと、自分の心のままに生きたかった。
これは、そんな私が自分の思考のクセに氣づき、自分らしいリズムで生きることを取り戻していった物語です。
同じように”生きづらさ”を感じているあなたの心に、そっと届くと嬉しいです。

知らず知らずのうちに、思考はリズムになる
日々、何氣なく繰り返している考え方や感じ方、それらは、いつのまにか一定のリズムとなって、私たちの中に深く刻まれていきます。
ヒプノティック・リズム
頭にふと浮かぶ思考も、日々の暮らしの中で何度も何度も繰り返されることで、やがて一定のリズムをつくり出します。
そのリズムこそが習慣の最終段階。一度そのリズムができあがってしまうと、自分の意志だけで断ち切るのはとても難しくなるんです。
ヒプノティック・リズムは、まるで催眠術にかかったかのように、繰り返された思考や感情が潜在意識の中で習慣となり、やがて性格や個性までも形成してしまう・・・そんな無意識の流れのこと。
このリズムには、良いも悪いもありません。
それはただの法則であり、どんな人の中にも存在しているもの。
ただ、無意識のまま放っておけば、自分にとって望ましくないリズムさえも「当たり前」として根づいてしまうのです。

子どもの頃、私は”恐れのリズム”の中にいた
私は16歳のとき、父を亡くし、母と2人の生活がはじまりました。
お母さんのいうことを聞くのよ、お母さんを困らせないでね、ちゃんと親孝行するのよ・・・
まわりのオトナたちから言われたその言葉が、私にはとても重く響いていました。
母はとても感情的で、時に怒りにまかせて私に思いをぶつけてきました。
でも私は、母は私のためにがんばってくれている、そう思っていたから、反抗などできなかった。
氣づけば、母を怒らせてはいけない、母の期待に応えなければいけない・・・という〜しなければいけないが、私の中にいくつも積み重なっていったのです。
氣づけば、何でもいうことを聞くYESマンになっていました。
ダメだと言われたら諦める、我慢する。
逆らってはいけない、口答えしてはいけない。
繰り返されるその思考は、母に対して恐れのリズムを作り上げてしまったのです。

流されるのではなく、自分でリズムをつくる
ヒプノティック・リズムには、ネガティブもポジティブもない。
大切なのは、それをどう使うかということ。
思考を繰り返すことでリズムが生まれるのなら、自分の望むリズムを、意識してつくっていけばいいのです。
不安や恐怖に流されると、自分の頭で考えることをやめ、知らぬ間に外からのネガティブなリズムに飲み込まれてしまいます。
でも逆に、自分の目標を定めて、自分の内側から湧き出る声”本当の自分”の言葉に耳を澄ませることで、自分自身のリズムをつくりだすことができるのです。

ヒプノティック・リズムを味方につける生き方
思考について深堀りして、実験を繰り返してみて思います。
だからこそ、自分の思考や感情に、日々ちゃんと向き合っていきたい。
もう、過去に刷り込まれた思考パターンに引きずられない。
母にどう思われるかではなく、私はどうしたいかで生きていく。
ネガティブな思考を繰り返せば、それがリズムとなって人生を支配する。
でも、ポジティブな思考を意識して繰り返せば、やがてそれが自分だけの”心地よいリズム”となって、望む未来を引き寄せるチカラになる。
ヒプノティック・リズムは、思考の惰性ではなく、意識の選択として使うことができる。
そう信じられるようになった今、私はこのリズムを、自分の人生を奏でる音楽のように楽しんでいます。
今の私の思考がわたしの未来を決めている
子どもの頃に身についた思考のクセや性格は、まるで私そのもののように感じていました。
でもそれは、育った環境や繰り返された言葉によって無意識のうちに刷り込まれた“思い込み”だったと氣づいたとき、私は、はじめて自分の人生を自分で選びたいと思いました。
変わりたい、もっと自由になりたい。
私を生きたい。
その強い氣持ちが、少しずつ、でも確かに、私の中にあった思考のリズムを変えていきました。
いま私は、母のためでも誰かの正解でもない、私自身の幸せを基準に生きています。
この文章が、過去の私のように思考の迷路にいる誰かの光となれたら嬉しいです。
あなたも、自分らしいリズムで生きていい。
それを、私は心から伝えたいと思っています。

大好きなTOLANDさんのYouTubeで分かりやすく解説してくれているので、ぜひ合わせて見てください↓↓